【pert.1】なぜ、トップスキーヤーは急斜面でも綺麗な弧を描きながら大回りが出来るのか?

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なぜ、トップスキーヤーは急斜面でも綺麗な弧を描きながら大回りが出来るのか?

今日は、"腰の軌道"について。

僕が今年の技術選でゴールではなくコース脇で選手の滑りを見ていた時に凄く気になったのが、この"腰の軌道"。トップ選手と上位に食い込めない選手では明らかに腰の軌道が違います。説明する前に、普段の自分の滑りの腰の軌道を思い浮かべてみてください。

 

切り替え→ターン前半→ターン中盤→ターン後半→切り替え→ターン前半...

 

腰の軌道、どうなってますか?一旦画面を閉じて5分でも10分でも、自分の腰の軌道を思い浮かべてみて下さい。よーい、スタート!

 

 

...

 

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...

 

はい。説明できるくらい自分の腰の軌道がイメージ出来ました?では、僕が見ていて感じた違いを話してみますが、自分はどちらの動きか確認しながら読んでみてください。違いが現れるのは、ターン後半〜切り替え〜ターン前半までの流れのところです。

 

まずは、Aのパターン。

Aのパターンの選手は、ターン後半にスキーが自分の足元に戻ってくるのに合わせて脚を曲げていき、切り替えの動作に入っていきます。スキーが自分の下に戻ってきたくらいで、フォールライン方向へ腰を移動させます。その腰の移動に合わせながらスキーをそのまま進ませて次のターン前半のポジションを作るために脚を伸ばしていきます。

 

はい。

 

それでは、次はBのパターン。

Bのパターンの選手は、同じくターン後半にスキーが自分の足元に戻ってくるのに合わせて脚を曲げていき、切り替えの動作に入っていきます。スキーが自分の下に戻ってきたら、腰はそのままの位置でフォールラインに移動せず、スキーだけをそのまま進ませて脚を伸ばしながら次のターン前半に入っていきます。

 

はい。

 

あなたは、AのパターンとBのパターンどちらで滑っていますか?

さきほど思い浮かべた自分の滑りがどちらに当てはまるかもう一度考えてみてください。ポイントは、「切り替えで腰をフォールラインへ移動しているかしていないか」です。

 

移動しているのがAのパターン。移動していないのがBのパターンです。スキーの雑誌やDVDで解説されている言葉を思い浮かべないでください。素直に自分の滑りを思い出して、自分の感覚でどちらに当てはまるか考えてみてください。普段から意識して滑っている場合はすぐに答えが出ると思います。

 

もし、どっちだろ、、、んー、、。と悩む方は、どちらの方が急斜面を大回りで滑る時に綺麗に滑れるか考えてみてください。

 

イメージしていただくために少し時間をおいてみますね。続きは次のブログで。

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